あえば直道(共和党全米委員会顧問)が挫折を乗り越えるまでの物語

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毎週配信される動画では、端的にアメリカの情勢や東アジアの現状などを紹介しているあえば直道さん。その姿はインテリジェンスを感じさせるものであり、慶應義塾幼稚舎から慶應義塾大学までストレートで上がっていったことを思わせます。しかし、あえば直道さんが慶應義塾で味わった経験のうち、半分以上は挫折ばかり。その中でも、小学校中学校時代は劣等感の塊でした。高校生になっても変わらなかったあえば直道さんでしたが、父方、母方、それぞれの祖父を相次いで亡くしてから生まれ変わったように、別人の風格を漂わせます。どのように変化していったのか、解説します。


あえば直道さんが最初に大きく変わったのが、弓道への取り組みです。あえば直道さんは中学時代、弓道をやっている人は少ないであろう、そうすれば劣等感を感じることはないだろうと考え、弓道部に入ります。しかし、高校は全国有数の弓道の強豪校であったため、生半可な気持ちで務まるものではありませんでした。思った展開と違ったその当時のあえば直道さんは、再び神経をすり減らすように弓道部時代を過ごします。これが2人の祖父を亡くしてからどのように変化したのか、まず、他の人に負けないために練習量を何倍にも増やしました。とはいえ、そう簡単に結果が出るわけではなかったため、それまで努力などをあまりしてこなかったあえば直道さんからすれば、苦しかった部分もあったはずです。特に自信もなく劣等感の塊だった人からすれば、なかなか結果が出ないのは辛いことしかありません。ところが、あえば直道さんはそれには負けず、結果が出るまで必死に努力を重ねます。そこにあったのは、天国に旅立った2人の祖父が、きっと自分の事を見てくれているはずだから、自分が頑張っている姿を見せて喜んでもらいたいという気持ちです。段々と目に見えて結果が出始めて、最終的にその成功率はほぼパーフェクトまで到達するようになります。こうなると周囲の目も大きく変わるようになり、高校2年生の新人戦では神奈川県4位になりました。これが初めての公式戦だったわけですから、この感動はひとしお。ここで満足しなかったのが、生まれ変わったあえば直道さんです。正月盆休みを返上し、練習を欠かさなかったあえば直道さん、ついに放った矢を全て的に当てる皆中を達成しました。ここからあえば直道さんの人生は大きく前進し、レギュラーとなったあえば直道さんは公式戦でも皆中を達成し、学校からの表彰を受け、インターハイ出場も果たしました。


弓道で結果を出せた、次は勉強とあえば直道さんは切り替えます。中学時代高校時代にはあまりにも勉強ができなかったため、0点を獲得してしまい、落第、退学を非常に恐れていました。しかし、あえば直道さんは何も怖がる要素がありません。なぜなら、弓道で劇的な結果を残していたからです。弓道でできたことは勉強でもできる、そう考えていたあえば直道さんは、図書館で勉強を重ね、教師の目の前の席を陣取り、必死に授業に参加しました。あえば直道さんを見下していた人たちも明らかに違うその姿勢に驚きを隠せず、急成長を見せる成績についには認めるようになり、あえば直道さんのノートが出回るようになります。そして、目指す目標も決まりました。慶應義塾大学の最高峰である法学部法学科です。政治家や官僚などを数多く輩出した法学部、ここにあえば直道さんも入ろうとします。以前であれば無謀な挑戦だったかもしれませんが、あえば直道さんは生まれ変わっており、必死に努力を重ねます。なかなか上達しなかった数学は必要なく、得意科目だけで固めることができたのも、あえば直道さんからすれば好都合だったと言えるでしょう。その結果、法学部法律学科への入学を決めました。大学に入ってからは、大学特有の緩い雰囲気に一度はやる気もなくなっていきます。そんな中で、当時人気だった先生の憲法の授業に参加したことで、その熱意に胸を打たれ、再びやる気を取り戻します。その先生のゼミに参加し、あえば直道さんの懸命な姿に、模擬討論会を行って、討論大会のサポートを行うなど、あえば直道さんにとっては恩師のような存在です。こうしてあえば直道さんは大学時代に司法試験の短答式試験に合格するなど、最終的には華々しい学生時代で幕を下ろすことになります。


あえば直道さんの小学校から大学生までの学生時代は、前半は地獄のような日々、後半は必死で努力を重ねた結果、華々しい日々を過ごすことになりました。慶應義塾幼稚舎から大学までストレートに行ったとしか経歴では見えてきません。経歴だけで判断をすると、あえば直道さんはスーパーエリートで何でもできた人と思うかもしれませんが、下手したら常人よりも苦労をして、辛い日々を過ごしていたと考えることもできるでしょう。それを自らの努力で覆してみせたのはさすがの一言であり、今の思想につながっているとみるべきかもしれません。


新型コロナウイルスの騒動があり、世界は自国民を守るための動きに入り、あえば直道さんが求めていた状況に近づいてきています。そして、中国の置かれた状況やアメリカの対応など、あえば直道さんは端的に、スマートな解説を毎週JCUのYouTubeチャンネルで行っており、低評価がほとんど押されておらず、高い評価を集めていることがうかがえます。そうした精力的な活動を支えるのは、お受験に成功したばかりに長い間挫折を味わい、自尊心などがどんどんなくなっていく状況を経験しながら、肉親の死をきっかけに一気に努力を重ねて巻き返していったあえば直道さん自らの成功体験が大きく関係しているはずです。今後あえば直道さんがどのような活動を展開していくのか、そしてJCU議長としてアメリカだけでなく東アジアなど、保守政治、保守主義のパイプをどのようにつないでいくのか、あえば直道さんの活躍はこれまでも相当なものがありますが、新型コロナウイルスを乗り切ようとしている今、おそらく乗り切ったであろうこれからの未来において、より輝くものになることは間違いありません。あえば直道さんの今後が楽しみです。