あえば直道(共和党全米委員会顧問)がアメリカメディアで語ったこと

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アメリカで開催されたCPACに参加するなど、日本とアメリカの保守政治をつなぐパイプ役を担っているといっても過言ではないのがあえば直道さんです。そのあえば直道さんは、2020年に開催されたCPACの前に、アメリカ対社会主義というテーマでコラムをアメリカのニュースメディアで披露しました。そこであえば直道さんは何を語ったのでしょうか。


そもそもCPAC2020では、アメリカ対社会主義というテーマで語られ、いかに保守政治を全世界に広めていくか、そのことが語られました。なぜ社会主義が今になって取りざたされているかといえば、2020年のアメリカ大統領選挙で、民主党候補だったサンダース候補が社会主義的な考えを披露し、若者の支持を急拡大していることが大きな要因です。それを見据えて、社会主義に対峙することをテーマに掲げたといえるでしょう。あえば直道さんは、その社会主義について、失敗の記録を持つイデオロギーと酷評し、下手をすればそれが復活するかもしれない、本当にそれでいいのかと提示しています。世界中に社会主義的な考えを持つ国が増えている一方、経済的に、国家的に成長しているのは自由主義保守主義であると語り、社会主義ではどうにもならないことをコラムの中で力説します。


2011年に初めてCPACに参加したというあえば直道さん、その前に当時のオバマ大統領の演説を聞いてもそこまで感動しなかったものの、CPACに初めて参加した時、色々な衝撃、影響を受けたそうです。小さな政府で、個人が自由に、草の根運動のように民主主義を支えていく姿は素晴らしい、あえば直道さんはそれらの活動に感動を覚えます。同時に、保守主義がまだ完全に根付いているとはいえない日本、しっかりと根付いたアメリカに文化の違いがあったとしても、それぞれの保守派は同じような価値観で、国に対する考え方や権利の尊重なども共通しており、それが国家繁栄につながっていると考えています。この状況を中国に脅かされている今、私たちは中国と対峙しなければならないとあえば直道さんは考えているはずです。だからこそ、2015年にJCUを立ち上げたあえば直道さん。中国からの脅威に対応するためには、自由主義と民主主義の原則をしっかりと理解した上で、中国からの脅威に対処できるネットワークをいかに構築し、共有していくかを考えています。そして、JCUは、CPACを主催するACUと協力し、アメリカ以外では史上初の国際的なCPACのイベントを開催するに至ります。中国からの脅威を常にテーマに置き、年々中国からの脅威が高まっていることを思い知らされます。あえば直道さんは2019年のJ-CPACで、本当はJ-CPACに参加する予定だった香港の活動家が当局に拘束されたことを挙げ、中国の脅威がすぐそこ、目の前にあることを示しました。そのため、参加者も年々増えており、そこに間違いなくあえば直道さんの功績が見え隠れします。


最後にアメリカ大統領選挙で、トランプ大統領の再選を疑わず、そして、社会主義、中国と対峙していくことを力強く語ったあえば直道さん。新型コロナウイルスの影響もあり、より中国との対峙が求められる一方、表向きは中国と協力する姿勢を見せなければならない歯がゆさがある状況です。どのように新型コロナウイルスを乗り越えていくのか、そして、それが保守政治にどんな影響を与えるのか、注目です。