あえば直道(共和党全米委員会顧問)は挫折を知る男である

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2010年からアメリカで活動を始め、ついにはトランプ大統領との関係性を構築するまでになったあえば直道さん。あえば直道さんは最初からこのように立派な人物になったというわけではなさそうです。子供の頃に大きな挫折を経験し、その挫折から抜け出すのに少々時間がかかりました。その挫折や抜け出したきっかけをまとめています。


子供の頃に大きな挫折をしたと最初に紹介しましたが、小学生の最初まではむしろ華々しいスタートを切っていました。お受験をする子たちを集めた塾ではスパルタながら徹底指導を受け、その結果、慶應義塾幼稚舎に合格します。慶應義塾大学まではストレートで行ける、エリートの中のエリートが通う学校にあえば直道さんは合格します。何1つ挫折を経験していないのではないかと思いがちですが、エリートの中のエリートに飛び込んでいくということは、周りもまたエリート、両親共に名家の生まれ、なんて人たちも少なくありません。あえば直道さん自らも振り返るように、運が良かったと語るなど、小学校に入ってからのあえば直道さんは挫折を繰り返します。周りに立派な人ばかり、自分は単なる落ちこぼれ、この環境の中では、あえば直道さんでなくても大きなショックを抱えても仕方ありません。自尊心はどんどん削られ、すべてにおいてやる気がなくなる、それでもこのままではいけないとピエロを演じてみるものの、本当の自分ではない、この状態に対してあえば直道さんは苦しんでいきました。


運動もまたあまりできたわけではないあえば直道さん、走ってみても下から数えた方が早く、スポーツそのものに関心がなくて理解できない状況。ストレスはどんどんたまり、それを食に求めた結果、小学4年生の頃には肥満体に。ある日、あえば直道さんはデパートの洋服コーナーに連れていかれますが、その中でも肥満児向けのコーナーに連れていかれ、あえば直道さんはショックを受けます。だからといって、ダイエットに取り組むわけでもなく、勉強をするわけでもなく、ただただテレビを見て、自堕落に暮らすのみ。トランプ大統領との面会を許され、会話ができる、あのあえば直道さんと同一人物とは思えません。中学時代に入ってもそれは同じでしたが、今度は落第や退学の恐怖にさいなまれることになります。それでいて、中学受験の猛者たちも入ってきますから、より一層あえば直道さんは劣等感を持たされる展開に。テストで0点をとるなど、落ちるところまで落ちたあえば直道さん、それでも中学時代は弓道部に入ったことで、劣等感をあまり感じずに生活する事ができましたが、高校になるとそうもいかなくなり、ここでもスパルタ指導を受けるハメに。


そんなあえば直道さんはどこで変わったのか、そのきっかけは母方、父方、それぞれの祖父が亡くなったことです。母方の祖父が亡くなったのがクリスマスイブである12月24日、父方の祖父が亡くなったのは1月3日、わずか10日の間に、自分の事を尊重してくれていた2人の祖父が亡くなったことにあえば直道さんは当初大きなショックを受けます。しかし、この時、あえば直道さんは大きな発想の転換をします。おそらく自分の事を天国で見守っているであろう2人の祖父、この祖父たちが自分のカンニング姿、ディスコで踊っている姿を見て何を感じるだろうか、きっと悲しむに決まっていると考えるようになります。そこから、自分には使命があるはずだ、そのように思うようになり、劇的な変化を遂げていきます。


あえば直道さんの現在の姿とは180度違う姿が幼少期から思春期にかけてあり、挫折から抜け出すのに10年以上の時間がかかったといえるでしょう。しかし、その10年の時間で得た教訓は現在のあえば直道さんを支える原動力になっていると思えば、天国から見守っている2人の祖父も納得してくれるはずです。