あえば直道(共和党全米委員会顧問)が参加したCPAC2020

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新型コロナウイルスで世界が大騒ぎになっていますが、アメリカでは当初そこまで動きは活発ではありませんでした。そのため、2月末に行われたCPAC2020は無事に開催され、トランプ大統領など多くの保守政治家、保守的な考えを持つ有識者などが一堂に会し、2020年の大統領選挙に向けた決起集会のような雰囲気で進んでいきます。そのCPAC2020にあえば直道さんも参加してきました。


CPAC2020にはいくつかの特徴があったことを、あえば直道さんは解説しています。まず1つ目は現職のトランプ大統領の再選を強力に支援するというものです。CPAC2020の最終日にはアメリカ全土からトランプ大統領のスピーチを聞こうと駆けつけ、トランプ人気がいかに根強く、頼りにされているのかを示しています。もう1つの特徴は、社会主義と対峙するという点です。アメリカにとっての最大の敵は中国であり、社会主義であるとCPAC2020のテーマとして掲げられました。これは当時民主党の大統領候補として勢いがあったサンダース候補を警戒した動きがあったのではないかと、あえば直道さんは解説します。サンダース候補は社会主義的な考えを持ち、国が多くの若者を救うような仕組みを提案し、多くの若者からの支持を集めました。この動きをトランプ大統領を含め、多くの保守政治家などは警戒しており、結果的に社会主義との対峙をテーマに掲げたというわけです。しかし、民主党側も社会主義に転じたわけではないため、レースから脱落した候補者はいずれもサンダース候補ではなく中道派のバイデン候補のアシストに入っており、サンダース候補は撤退、バイデン候補が事実上の候補者となっています。


そして、もう1つの特徴は、保守主義が世界へ広がっている現状です。一時期、南米を中心に左派系の政権がいくつも誕生するなど、世界における保守主義は少し後退したかに見えましたが、ここに来て再び保守主義の流れが取り戻されたと語っています。あえば直道さんは、CPAC2020の初日や最終日に登壇し、自らが立ち上げたJ-CPACでの話などを踏まえ、世界にどのように保守主義を広めていくか、J-CPACのようなイベントを行う際に何に気を付ければいいのか、あえば直道さん自らレクチャーを行いました。


トランプ大統領の再選を強く願う人たちが、一堂に会したCPAC2020。メイン会場にこそいなかったものの、新型コロナウイルスに感染した人が参加するなど、新型コロナウイルスの混乱がわずかながらCPAC2020にも出ていました。CPAC2020には多くの人が参加するため、現状が来年まで続くようだとなかなか大規模イベントは開催できません。来年も開催させるためには、新型コロナウイルスの感染を食い止め、安全を確保する事が求められますが、そのあたりは神のみぞ知る部分でしょう。