あえば直道(共和党全米委員会顧問)が立ち上げたJCU、その功績とは?

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新型コロナウイルスによって普通の選挙活動が行えない状況になっているアメリカ。本来であれば大盛り上がりのアメリカ大統領選挙は、新型コロナウイルスの影響があまりにも経済に大きすぎる打撃を与えているため、トランプ大統領の再選にも影を落とすことになりそうです。そんな中で活動を続けているのがあえば直道さんです。あえば直道さんといえば、一般社団法人JCU議長という一面もあります。一般社団法人JCU議長とは、いったいどのような役回りなのか、一般社団法人JCUとはそもそもどのような組織なのか、改めて解説を行います。
そもそもJCUとは、日本の保守連合という意味合いがあります。アメリカでは、共和党の支持母体であるACUがあり、小さな政府、減税というアメリカにおける保守主義を第一にかかげ、活動を行っています。一般社団法人JCUは、このACUの活動方針を全面的に支持するだけでなく、日本にある保守思想をセットにすることで、日米関係において太いパイプ、大きな架け橋になることを願って、あえば直道さんによって設立されました。活動概要を見ると、保守を定義し、保守を育て、保守を勝ち取ることが挙げられています。日本の国会議員に対し、投票行動などを集計してどれだけの保守度があるのか、これをスコアにして、本物の保守政治家とは誰か、アメリカ流の保守政治、安全保障、日米同盟にどれだけ貢献しているのか、これを可視化させるそうです。また、日本にアメリカ流の保守を植え付けるためにも、本家の共和党アメリ保守連合の要人などを招いて、現状の安全保障やアメリカを取り巻く環境、日米関係を今後どのように考えていくのかを示していく、これが育てるという部分です。後に紹介する、J-CPACの開催にもつながります。こうして保守政治家、保守思想を広めて、最終的には日本でも小さな政府、減税を実現するような状況になればいいというわけです。
先ほども出てきたJ-CPACですが、これはアメリカ最大の保守政治イベントであるCPAC、保守政治活動協議会の日本版です。ACUが公認するイベントであり、2017年に第1回が開催され、毎年行われています。一般社団法人JCU議長としてあえば直道さんは、J-CAPCの運営を行っており、アメリカ側との交渉や出演者の折衝なども引き上けており、大物政治家もJ-CPACに参加し話題を集めました。一般社団法人JCUをあえば直道さんが立ち上げたのは、トランプ大統領の誕生に大きく貢献したとされる草の根保守主義を、日本でも広めていく活動をするべきだと言われ、一般社団法人JCUを設立したという経緯があります。第1回に開催された際には、トランプ大統領のブレーンであり、トランプ大統領誕生に大きく寄与したスティーブ・バノン氏が来日し、日本のメディアに取材されました。当日は、バノン氏とのレセプションに参加するために5万円近いチケットを手にしなければならず、特別なプラチナチケットを手にした人たちが、実際にバノン氏を見ることができました。やや遅れて登場したバノン氏にはオーラがあり、当日はトランプ大統領とほぼ同じ主張を行うなど、バノン節を見せつける結果となっています。また、バノン氏が設立したニュースサイトの日本版を立ち上げたいと呼びかけるなど、日本にはいまだにない保守系のウェブニュースサイトの誕生をうかがわせました。これらの折衝を一般社団法人JCU議長であるあえば直道さんが行っています。
また、一般社団法人JCU議長としてあえば直道さんは、本家CPACで演説を行っており、もちろん英語で聴衆たちに語り掛けます。日本人がここまで参加できるのは、なかなかなく、あえば直道さんの功績です。一般社団法人JCU議長という肩書で登壇していることからも、その活動は草の根保守主義者の中でも知られていることでしょう。