あえば直道(共和党全米委員会顧問)はアジア情勢をどのように捉えている?

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2020年のアメリカ大統領選挙はにわかに注目度が高まってきましたが、2012年、2016年と現場でアメリカ大統領選挙を見てきたのがあえば直道さんです。これだけ聞くと、アメリカ大統領選挙だけをウオッチしている人という感じですが、もちろんそうではありません。最近は東アジアに関する動きにも注目を集めています。東アジアに対し、どのような考えを持ち、どのような活動を行っているのか、まとめました。


あえば直道さんは、2016年のアメリカ大統領選挙でトランプ氏が当選したことが、大きな影響を世界に与えていると語っています。昨今世界中ではデモや紛争が起きていますが、このきっかけを作ったのがトランプ大統領であり、正確に情報を伝えなければ正しい判断ができないとも語ります。それだけトランプ大統領らとのパイプがあり、正確な情報を得られているという自負をあえば直道は持っています。そして、アメリカの今が、アジア、日本にもいずれ影響を与えることを示唆しており、そのための活動を行っている状況です。


2019年だけで東アジアをめぐっては色々な問題が噴出しました。その中でもっとも注目を集めたのが香港のデモについてです。これに関して、あえば直道さんはアメリカが動き、香港の法制度などを毎年調査することを明らかにしています。また鎮圧に使われる装備を香港に輸出することを禁じるなど、アメリカがかなりの動きを見せていることがあえば直道さんのレポートからも読み解けます。人民元の信用が世界的に低いために香港を通じて人民元をドルなどに変えていく、そして、民主化を許せば台湾などに飛び火しかねないなど、色々なことを警戒し、中国が先手を打っていることを紹介するだけでなく、香港の民主化リーダーとあえば直道さんが会談を行っており、実際にその様子を聞き、あえば直道さんが議長を務めるJ-CPAC2019にも登壇してもらう予定でした。結果的に警察に拘束されて登壇はかなわなかったものの、香港に関しても確かな情報を得て、正確な判断ができるように、情報提供を行っていることがわかります。


あえば直道さんといえば、アメリカでヒットしていたトランプ氏、ヒラリークリントン氏の本を監修という形で日本で発売するなど、先見性の高さを示してきました。そのあえば直道さんが次に見つけてきたのが「Losing South Korea」です。日本語にすると、韓国は消えるというなんともびっくりするようなタイトルです。この中ではあえば直道さんはもちろんのこと、日本の記者、韓国、台湾など様々な国の人たちが韓国の未来を語るコメントを掲載するなど、韓国の未来をどのように考えているかがよくわかる内容になっています。実際にこの本を書いたアメリカ人はトランプ政権の中でアナリストを務める立場であり、アジア政策のブレーンでもあります。つまり、トランプ政権が韓国をどのように評価し、どのような政策を検討しているのか、よくわかる本です。近年、嫌韓など韓国を嫌う、韓国をバカにするような本が本屋さんに並び、ある種問題となっていますが、あえば直道さんはこれを否定し、多角的な韓国本であることを明らかにしています。
中国、韓国、北朝鮮、台湾、香港、それぞれの国と地域に問題があり、いずれ日本にもその問題は降りかかってくることをあえば直道さんは警告しています。トランプ大統領とのパイプがあるからこそ、アメリカがどんな手を打つのか、アメリカとの関係性をどのようにとるべきかを知る事ができます。